
プラチナと金、どちらも高価な貴金属として知られていますが、価値の違いが分からない方もいるかもしれません。プラチナと金は色合いだけでなく、耐久性も異なります。
この記事では、プラチナと金の違いや金の方が値段が高くなる理由、どちらを買うべきなのかを解説します。プラチナや金の価値の変動要因から購入・売却するタイミングを理解し、お得に売買できるようになりますのでぜひ最後までお読みください。
プラチナとは
引用元:pixabay
プラチナは、希少金属であるレアメタルの一種です。元素記号はPtで表すプラチナは白金とも呼ばれていますが、元素記号Auで表わされる金とは異なります。
プラチナは美しい白色の輝きと高い耐久性から、ジュエリーや産業用途で広く使われている貴金属です。
純度100%のプラチナは柔らかくて変形しやすく、硬い金属を混ぜて強度を高めてから、ジュエリーに加工されます。純度が95%以上のプラチナはPT950、90%以上はPT900と呼ばれています。
希少性が高く、採掘される量が少ないことから、金と並び投資資産としても注目されています。
プラチナのメリット・デメリットは、以下の通りです。
メリット |
デメリット |
・変色しにくい ・アレルギーを起こしにくい |
・加工が難しい ・市場価格が変動しやすい |
上記の特性により、プラチナは長期間使用するような結婚指輪や婚約指輪に選ばれます。
金とは
引用元:pixabay
金とは、古代から人々に愛され続けてきた素材です。その美しい黄色の輝きと耐久性、希少性から、ジュエリーや投資資産として幅広く利用されています。純度100%の純金は柔らかすぎるため、他の金属を混ぜた合金がジュエリーに使用されるケースが大半です。混ぜる金属の割合や種類により、ピンクゴールドやホワイトゴールドなどのさまざまなバリエーションがあります。
また、金の純度(含有率)によって、〇〇金やK〇〇と呼ばれます。例えば、純金率99.99%の場合は24金・K24、75%のときは18金・K18と刻印がされているのです。
金のメリット・デメリットは、以下の通りです。
メリット |
デメリット |
・価値が安定している ・加工しやすく、さまざまな用途で活用できる |
・傷がつきやすい ・変色する可能性がある |
現代では金の価値を裏付ける要素として、金融市場での金取引が行われ、経済の安定性を測る指標としても機能しています。また金は非常に柔らかく、精巧なデザインのジュエリーが販売されます。
プラチナと金の違いとは
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プラチナと金はどちらも貴金属として知られていますが、それぞれに異なる特性があります。色や硬度・耐久性、そして価値について詳しく見ていきましょう。
色の違い
プラチナと金の見た目は、以下のようにはっきりと異なります。
- プラチナは銀白色
- 金は黄色
見た目の違いから、ジュエリーの印象と向いているデザインが異なります。プラチナはクールでモダンな印象を与え、シンプルで洗練されたデザインに適しています。一方、金は温かみと豪華さを感じさせるため、伝統的なデザインや華やかな装飾に向いているでしょう。
硬度・耐久性の違い
プラチナと金は、耐久性にも違いがあります。
- プラチナは非常に硬く、擦り傷に強い
- 金は柔らかく、加工しやすいが傷がつきやすい
プラチナはその硬度から、結婚指輪や高級時計の素材として人気です。耐久性の高さから工業用途にも適しており、自動車の電子部品にも使用されます。
金は柔らかいため、細かなデザインや加工がしやすく、複雑なジュエリーデザインに向いています。ただし、柔らかさゆえに傷が付きやすく、長期間の使用によって変形するケースも珍しくありません。
価値の違い
プラチナと金は市場での価値にも違いがあります。
- プラチナは供給量が少なく希少価値が高いが、有事の際の相場高騰がない。
- 金は歴史的価値と安定した投資目的需要があり、有事の際にも高騰するため資産価値が高い。
プラチナは金に比べると供給量が少ないため、レアと言えるでしょう。一方で、金は昔から世界中で通貨の代替品としての役割を果たしており、流動性の高い資産として価値が認められています。投資の観点から見ても、金は長期的な資産保全の手段として人気があります。
プラチナと金の価値が変動する要因
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プラチナと金は投資や装飾品として広く利用されており、その価値はさまざまな要因で変動します。ここでは、需給や経済情勢、政治的要因について詳しく解説していきます。
需給
プラチナと金の価値は、以下のような市場の需給によって大きく左右されます。
- 産業需要
- 産出量
プラチナは自動車触媒や工業用途に多く使用されるため、産業ニーズが高まると価格が上昇します。燃料電池車や水素生成装置などに、プラチナは使われています。自動車産業での排ガス規制強化は自動車のEV化を推し進めており、長期的にはプラチナを使用する機会が減るので需要は減ると考えられます。また、新しい鉱山の発見や技術革新により供給が増えると価格は下がります。
金は装飾品としてだけでなく投資目的の需要が多く、地政学的な要素も影響します。
経済情勢
経済成長やインフレーションもプラチナと金の価値に大きな影響を及ぼします。
またインフレが進行すると、現金の価値が下がり、金はその価値を保存する手段として注目されます。
政治的要因
以下のような政治的要因も、プラチナと金の価値を左右します。
- 国際紛争
- 貿易政策
国際紛争の際には、投資家が安全資産とみなされる金に注目するため、価格が上昇します。また、主要生産国の政治的リスクや貿易制限は供給を減少させ、価格の変動を引き起こす要因の一つです。
プラチナよりも金が高い理由
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プラチナは希少で高価なイメージがありますが、なぜ金の方が高い価格で取引されるのでしょうか。ここでは、需要と供給、投資価値、歴史的背景の観点から金が高い理由を見ていきましょう。
需要が高くなっているため
金はインドや中国などの新興市場で、ジュエリーの需要が増加しています。インドや中国は、宝飾品に金を使う文化が根付いています。特にインドは、世界屈指の金の消費大国です。需要の高さによって、金はプラチナよりも高価格で取引されていると言えるでしょう。
投資価値が確立しているため
金は古くから投資資産としての地位を確立しており、その価値は安定しているために高価と言われています。金は、長期的な資産保全の手段として利用されています。
特に近年ではウクライナの戦争など世界各地での地政学的リスクや各国が紙幣を撒きすぎて紙幣の価値が減少していることも金の相場を押し上げています。
投資の安定性
投資家にとっての投資価値の安定成長も、金がプラチナよりも高価な理由の一つです。
- 長期的な価値の上昇
- 流動性の高さ
金は長期的に価値が上昇しており、世界中で流通しているため流動性が高い資産です。また、リスク分散を図るために、投資ポートフォリオに組み入れられることも少なくありません。
プラチナと金のどちらを買うべきか
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ジュエリーとして長期間身に着けたり、クールでモダンな印象を与えたりしたい場合は、耐久性が高いプラチナ製のものがおすすめです。温かみのある印象を与え、デザインの精巧さにこだわる場合は、金のジュエリーが適しているでしょう。
投資先として考えるならば、プラチナの価格は自動車産業の動向に左右されやすく、短期的な価格変動を狙うケースに向いています。
金は経済や政治の不安定時に価格が上昇する傾向があり、幅広い需要があります。金はリスクヘッジとしての価値が高く、長期的な資産保全を目的とした投資に最適です。
まとめ
金とプラチナの違いは色や耐久性、価値などです。通貨としての歴史の長い金は投資的価値も高く、プラチナよりも高価格で取引されるケースがあります。近年のプラチナと金の価格は上昇傾向であり、売却に適したタイミングの一つです。
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