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2025.05.31

ゴールドとプラチナの結婚指輪はどちらが良い?

結婚指輪は一生に一度の大切な買い物。選ぶ際には、見た目の美しさだけでなく、素材の特性やライフスタイルとの相性も考慮したいものです。

中でも人気を二分するのが「ゴールド」と「プラチナ」です。それぞれに魅力がありますが、どちらが自分たちに合っているのかを見極めるためには、素材ごとの違いを知ることが重要です。

本記事では、プラチナとゴールドの結婚指輪の特性やメリット・デメリットを詳しく解説していきます。

プラチナとゴールドの結婚指輪の違い

引用元:pixabay

プラチナとゴールドの結婚指輪は、どちらとも人気があります。しかし、プラチナとゴールドの結婚指輪ではそれぞれ特性が異なります。まずは、それぞれどのような違いがあるのか見ていきましょう。

それぞれの特性  

ゴールドは金を主成分とした素材で、温かみのある色味と加工のしやすさが特徴です。色のバリエーションが豊富で、肌なじみが良いことから、ファッション性を重視する方にも人気があります。

一方プラチナは、白く上品な輝きを持ち、希少性と高級感が魅力です。変色しにくく、時間が経ってもその美しさを保てるため、永く身につける結婚指輪に適した素材とされています。

耐久性の差  

耐久性の面では、プラチナの方がやや優れています。プラチナは密度が高く、摩耗しにくいため、長期間使用しても形が崩れにくい特性があります。

ただし、柔らかい性質を持つため、小傷が付きやすいという面もあり、選ぶ際には考慮が必要です。

一方のゴールドは、純度が高いほど柔らかくなるため、18金や14金など、割金を加えた硬度の高い合金として使われるのが一般的です。強度はプラチナに劣るものの、加工がしやすく、繊細なデザインにも対応可能です。

メンテナンスの違い  

メンテナンスの観点から見ると、プラチナは変色しにくいため、日常使いでも安心して着けられます。汚れが気になった際には、柔らかい布で軽く拭く程度で十分です。

一方ゴールドは、皮脂や汗によって変色する可能性があり、定期的なクリーニングやメッキの再処理が必要なこともあります。また、色の種類によっては変色が目立ちやすいため、こまめなお手入れが求められることもあります。

どちらも長く美しさを保つためには、定期的なメンテナンスが必要です。

ゴールド結婚指輪の特徴  

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結婚指輪は人生の中でも重要な買い物になるため、後悔はしたくないものです。ここからは、ゴールドの結婚指輪の特徴をより詳しくご紹介します。

色のバリエーション  

ゴールドの魅力のひとつが、色の選択肢が豊富なことです。定番のイエローゴールドをはじめ、肌なじみの良いピンクゴールド、洗練された印象のホワイトゴールドなど、個人の好みに合わせて選べます。

ふたりの好みが異なる場合でも、同じ素材で異なる色味を選ぶことで、お揃い感を保ちつつ個性を表現することも可能です。カラーバリエーションが多いため、コーディネートの幅も広がります。

手頃な価格  

一般的に、ゴールドの結婚指輪はプラチナよりも価格が抑えられている傾向にあります。特に18金や14金などの合金は、耐久性を保ちつつ価格を抑えられるため、予算を重視するカップルにはぴったりです。

結婚式や新生活など、他にも費用がかかるタイミングだからこそ、コストパフォーマンスに優れたゴールドを選ぶのは賢い選択と言えるでしょう。

ただし、近年では、世界情勢の影響もありつつ、ゴールドの価格が高騰しており、プラチナと比較してもそこまで価格の差がありません。世界情勢などでゴールドの価格は上下するため、購入する前に確認しておくと良いでしょう。

デザインの多様性  

ゴールドは加工しやすい素材のため、デザインの自由度が高いのが特徴です。繊細な彫刻や、複雑なモチーフを取り入れたリングなど、個性的なデザインを求める方にもぴったりです。

ブランドや職人によるオーダーメイドにも適しており、自分たちだけの特別な一本を作りたいというニーズにも応えやすい素材でもあります。また、異素材との組み合わせも楽しめる点も魅力の一つです。

アレルギーに対する配慮  

金属アレルギーに関しては、使用される割金の種類によって大きく左右されます。特にホワイトゴールドは、パラジウムやニッケルなどのアレルゲンが含まれることがあるため、注意が必要です。

一方で、イエローゴールドやピンクゴールドは比較的アレルギーのリスクが低いとされており、敏感肌の方でも安心して身につけられることがあります。アレルギーが気になる場合は、素材構成をきちんと確認することが大切です。

市場での人気度 

近年は、ゴールドの結婚指輪も人気が高まっています。特にイエローやピンクゴールドは、海外ブランドを中心にトレンドとして取り入れられており、ファッションに敏感なカップルから注目を集めています。

また、プラチナに比べてカジュアルな印象を与えることから、普段使いのしやすさを重視する層にも支持されているのが現状です。伝統的なプラチナとは異なる、温かみや柔らかさを求める人に選ばれやすい素材です。

プラチナ結婚指輪の特徴  

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結婚指輪は一生に一度の大切な選択です。中でもプラチナは、その特性から多くのカップルに選ばれています。ここでは、プラチナ結婚指輪の特徴を詳しくご紹介します。

高級感  

プラチナは、その白銀色の輝きと重厚感から、高級感を演出する素材として知られています。特に純度の高いPt950やPt999は、他の金属では得られない独特の光沢を持っているため、シンプルなデザインでも上品さを引き立ててくれます。

そのため、フォーマルな場面でも映えるジュエリーとして高い人気を誇っているのが特徴です。

アレルギー対策  

プラチナは化学的に安定しており、金属アレルギーを引き起こしにくい素材とされています。特に純度の高いプラチナは、肌への刺激が少なく、敏感肌の方でも安心して着用できます。

ただし、合金に使用されるパラジウムなどに反応する方もいるため、アレルギーが心配な場合は、純度の高いプラチナを選ぶのがおすすめです。

変色しない  

プラチナは酸化や変色に強く、長期間使用してもその美しさを保ちます。日常生活での汗や水、化粧品などによる影響を受けにくいため、特別なメンテナンスが必要なく、日常使いにも適しています。 

稀少性  

プラチナは地球上での産出量が限られており、その希少性から高い価値を持つ金属とされています。

年間の採掘量は金の約1/30とも言われ、希少性が高いです。

また、国際貴金属宝飾品連盟(CIBJO)では、プラチナの標準品位はPt850(純度85%)以上、国際基準の場合は95%(Pt950)以上でなければ、プラチナジュエリーとして認められません。

だからこそ、特別な意味を持つ結婚指輪の素材として選ばれることが多いです。

長期的な美しさを保つ  

プラチナは硬度が高く、傷がつきにくい特性を持っています。また、万が一傷がついても、金属が削れるのではなく、変形するため、磨き直すことで元の美しさを取り戻すことが可能です。

このように、長期間にわたって美しさを保つことができるため、結婚指輪として最適な素材といえます。

ゴールドとプラチナ結婚指輪の選び方  

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結婚指輪を選ぶ際には、素材の特性だけでなく、自分たちのライフスタイルや価値観に合ったものを選ぶことが重要です。

以下のポイントを参考に、最適な指輪を見つけてください。

  • 予算を決める  
  • デザインを選ぶ  
  • 耐久性を考慮  
  • メンテナンスのしやすさ  
  • 将来的な価値を考える  
  • ライフスタイルを考慮する 
  • 長所で選ぶ

予算を決める  

一般的に、プラチナはゴールドよりも高価とされています。結婚指輪の平均価格は、プラチナで1本あたり10万〜20万円前後です。

予算を決める際には、素材だけでなく、デザインやブランド、アフターサービスなども考慮しましょう。 

しかし、上記でもお伝えしましたが、ゴールドの価格は上がりつつあります。状況によってはプラチナでもゴールドでもそこまで価格の差がないケースがあるため、注意して確認しましょう。

デザインを選ぶ  

結婚指輪は毎日身につけるものだからこそ、見た目の美しさや飽きのこないデザインも大切な要素です。

プラチナは加工性が高く、繊細で緻密なデザインにも対応しやすい素材です。そのため、シンプルながらも洗練されたラインや、曲線的なフォルムを活かしたデザインを実現できます。

一方で、ゴールドは色のバリエーションが豊富で、イエローゴールド、ピンクゴールド、ホワイトゴールドなどの多彩な表情を楽しめます。肌の色味やファッションのテイストに合わせて、自分たちらしいカラーやスタイルを選べるのが魅力です。

派手すぎず、でも個性を出したい方には、ゴールドの指輪がぴったりです。

耐久性を考慮  

指輪は日常的に使うため、耐久性はとても重要です。プラチナは比重が高く、変形しにくい特性を持ち、傷がついても素材が削れず変形するため、磨き直すことで美しさを取り戻しやすいのが特徴です。

ゴールドの場合、純度が高い24金は柔らかく傷がつきやすいため、一般的には18金や14金などの合金が使用されます。これにより強度が増し、日常使用にも耐えられる仕上がりになります。

もし手を使う仕事やスポーツをされている方であれば、強度が高く劣化しにくい素材を選ぶのがおすすめです。

メンテナンスのしやすさ  

長く愛用する結婚指輪には、メンテナンスの手間も考慮すべきポイントです。

プラチナは酸化や腐食に強く、基本的には変色しないため、お手入れも簡単です。日々の使用でくすみや小傷がついても、磨き直しで元の輝きを取り戻せます。

一方、ゴールド、特にホワイトゴールドは、表面にロジウムコーティングが施されていることが多く、使用を続けるとコーティングがはがれて黄味が見えるようになります。定期的な再コーティングが必要になるため、こまめなメンテナンスを面倒に感じる方には、少し手間に思えるかもしれません。

忙しいライフスタイルの方や、あまりメンテナンスに時間をかけたくない方は、プラチナの方が扱いやすいでしょう。

将来的な価値を考える  

結婚指輪は感情的な価値が第一ですが、長く身につけるものだからこそ、素材としての資産価値にも目を向けたいところです。

プラチナは年間採掘量が限られた希少金属であり、価格も安定しているため、長期的な資産価値が見込める素材です。また、プラチナを使用した高品質なジュエリーは中古市場でも高く評価されやすく、買い替えや売却を考える際にも有利になるでしょう。

一方で、ゴールドも世界的に需要が高く、特にイエローゴールドはインフレ対策の資産として人気があります。素材自体が安定して価値を保つため、指輪としての役割を終えた後も無駄になることがありません。

安定のプラチナか上昇の可能性もあるが下がる可能性もある金か?どちらを選んでも、きちんとした品質とブランドであれば、将来的な価値は十分に期待できます。

ライフスタイルを考慮する 

指輪は日常的に身につけるものだからこそ、生活スタイルとの相性も重要な判断材料となります。例えば、手をよく使う仕事(医療、調理、美容関係など)をしている方は、変形や摩耗に強い素材を選ぶと安心して着用できます。

また、家庭での水仕事やアウトドアの趣味がある方にも、傷や変色に強い素材がおすすめです。

汗をかきやすい方や肌が敏感な方であれば、金属アレルギーを起こしにくいプラチナが向いているでしょう。

一方で、デザイン性を重視し、ファッションに合わせて楽しみたい方には、カラーバリエーション豊富なゴールドがぴったりです。日々の暮らしや好みに合った素材を選ぶことで、指輪との相性も長続きします。

長所で選ぶ

最終的には、それぞれの素材の長所を知った上で、自分たちに合った指輪を選ぶことが一番です。

プラチナはその純白の輝き、変色のしにくさ、耐久性の高さ、そしてアレルギーの起きにくさなど、多くのメリットを持つ素材です。見た目も落ち着いていて、年齢を問わず長く愛用できます。

一方でゴールドは、イエロー・ピンク・ホワイトなどの多彩な色合いが魅力で、ファッション性や個性を表現しやすい点がメリットです。また、海外ではゴールドの方が主流で、グローバルな視点で見るとデザインの選択肢の幅も広がります。

価格帯や好みに合わせて、自分たちらしい価値観にマッチする素材を選びましょう。

まとめ  

結婚指輪は、ふたりの愛の証として一生身につける大切なものです。プラチナとゴールド、それぞれに魅力があり、選ぶ際には素材の特性だけでなく、自分たちのライフスタイルや価値観を考慮することが重要です。

さらに、結婚指輪の選び方に迷った際には、専門のジュエリーショップで相談することをおすすめします。専門家のアドバイスを受けることで、自分たちに最適な指輪を見つけることができます。

最後に、結婚指輪の購入後、将来的に買い替えや売却を検討する際には、信頼できる買取業者を選ぶことが重要です。ブランドガーデン阪神西宮店では、プラチナやゴールドのジュエリーを高価買取しております。専門の鑑定士が丁寧に査定し、適正な価格での買取を行っておりますので、安心してご利用いただけます。 

執筆者プロフィール

中島 慶輔

役職:店長兼オーナー
鑑定歴:19年
専門分野:ブランド品・時計・ジュエリー

「初めて来店する人が安心して利用できる質屋」を目指してブランドガーデン阪神西宮店を経営しております。初めて買取や質預かりを利用する方の役に立つ情報提供ができるよう執筆しておりますので、良かったらお時間のある時にご覧くださいませ。

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